EAを買う際に私が見ているEA選定基準について
さて、今日は私がEAを選ぶ基準についてを書いてみようと思います。
過去に何十本と買ったEAをお蔵とし、さらには今年の8月に1800pips、350万超えの大ドローダウンを経験し、買ってはいけないEAについて色々と学びました。。笑
そんなこんなもあり、現在は少数精鋭でメイン口座7本、サブ口座7本の合計14本のEAで運用しています。
ということで現在の私のEAの選定基準です。
まずはバックテストが優秀であることが第一条件で、バックテストがイマイチなEAについては、いくらフォワードが良くても、選考対象から外れてしまいます。
【バックテスト】
最大DD(1lot換算) 50万以下 100万以上はパス
=>最大DDが大きいと、いつかやってくる大DDに怯えながら運用しなければならず、メンタル的によろしくない。また、EAを見切る基準で最大DDを超えた場合という考え方があるが、見切るまでの損失が大きくなってしまうため。
PF 1.5以上が望ましい。1.2未満はパス
=> PFが低いEAは総じて安定しない印象。基本的にリアル運用ではPFがバックテストよりも低くなるので(スプレッド拡大、滑りやスワップ、その他要因により)なるべく高いものを選ぶ。
1.2未満はお金払って買う必要全然無し。
取引数が多い場合、試行回数が増えるため、PFが下がる傾向にあるので、取引回数も考慮。逆に取引回数が少ないとPFが高くなりやすい。。
取引数も少なく、PFも低いEAは買う価値無し。
取引回数 年間300回以上あると良い、200以下は少なめ、100以下はパス
=>取引回数が少ないとEAの検証に時間がかかる、また取引数が少ないほうがバックテストでフィッティングしやすくなるため、なるべく取引数が多いものを選ぶ。
年間平均利益(1lot換算) 70万以上、50万以下だと少なめ。30万以下はパス
=>年間70万を超えてくるEAはそんなに多くないので、このラインを超えてくるEAは、とりあえずチェックしている。30万以下になると、あまり稼げないと判断し、パス
年単位で収益にばらつきが少ない
=>よくリーマンショックの影響でボラの大きい2008~2010年ぐらいにガツンと稼いで、それ以降は停滞している、というEAがあるので、そういったEAは避ける
あと、年間でマイナスとなる年があるEAも基本パス。
リスクリワードレシオ 0.5以上 0.2以下はパス
=> この値が大きい程、損小利大になる。あまり小さいとコツドカとなり一撃でのダメージがでかくなり、メンタル的にきつい。
また、1回のドカンが成績に大きく左右するため、バックテストをフィッティングさせやすい。例えばドカンを数回、回避するようにパラメータ調整するだけでPFや最大DDなどが大きく変わってくる可能性あり。
【EAの種類】
最大ポジション数 1が望ましい。 3以上はパス
=>ポジションが多くなれば、なるほど、証拠金管理が難しくなる。また複数ポジまとめてエントリーした場合のリスクも大きくなるため、単ポジが望ましい。
SL 50pips以下。 100以上はパス
=>一撃のSLで50pipsを超えて来るとメンタル的にかなりきつい。。また、ポートフォリオを組んで他のEAで取り戻すのにも時間がかかる。
取引時間帯 朝スキャなど、特定時間帯のみ動くEAはパス
=> 朝スキャ系EAはバックテストの性能よりも悪くなる幅が大きい。なので、よほど成績が良くない限りパス。あと0時台の利益はあまり参考にならないので、QuantAnalizerで削ってどのぐらいの成績になるか確認すると良い。
通貨ペア ドル円、ユロル、そしてポンドルぐらいまで。マイナー通貨系はパス
=>マイナー通貨はバックテストの性能よりも悪くなる幅が大きい。バックテストとの乖離も大きくなる場合が多い
週末決済 あり 持ち越しはパス
=>週末持ち越しリスク回避のため
【その他、パスする条件】
フォワードがマイナス
=>💩
バックテストとフォワード、リアルの乖離が激しい
=>💩
ナンピン系
=>💩
バックテストのスプレッドが5pointなど低すぎ。
=>ドル円、ユロルは10point以上、ポンドルは15point以上欲しい。
他のEAとの相性
=> 相関が低いか、ポートフォリオを組んだ場合、最大DDが上がらないか。等
ということで私がEAを買う際にみているEA選定基準でした。
人それぞれ選定基準は違うので、これが正しい!というつもりは毛頭ないのですが、EAを選ぶ上での参考になれば幸いです。
ではでは。